代表インタビュー|多様な人材を就業へと導くダウインの魅力
2022/06/30
弊社 代表取締役 濱坂昌之にインタビューをおこないました。
株式会社ダウインは、自動車業界に特化した人材派遣会社です。
代表である濱坂が歩んで来た経歴や会社設立の経緯、仕事上で特に印象の強かったエピソード、そして株式会社ダウインの魅力について、話を伺いました。
目次
【プロフィール】
20歳で人材サービス事業の営業職に従事する。
退職後事務職に就くも、派遣事業の立ち上げのために声がかかり、再び派遣業界に戻る。
2014年、派遣事業部の法人化によって、株式会社ダウインとして独立を果たす。
一度辞めた派遣業界に再び戻った心境の変化
――これまでの経歴を教えてください。
濱坂:
最初に私が派遣業界に関わったのは20歳の時です。
仕事は営業職で、立場上どうしても派遣先企業と派遣スタッフの板挟みになってしまうんですね。
当時の私は少し神経質なところがあって、「派遣スタッフはなぜトラブルを起こすのか」「どうして突然辞めてしまうのか」と、一つひとつの事柄を考えすぎる傾向がありました。
今だったら割り切って考えられることでも、まだ若かったこともあって、力の抜きどころが分からず、がむしゃらに働いていましたね。
やりがいはあったものの、抱えるストレスが次第に大きくなってしまって、一度派遣業界から離れることにしたんです。
それからしばらくの間、別の仕事に就いていたのですが、ダウインの親会社である株式会社QLSホールディングスの取締役から誘われたことがきっかけで、再び派遣業界に戻りました。
新たに派遣事業部を立ち上げるということで、派遣業界を知る私に白羽の矢が立ったわけですね。
一度辞めてしまった業界に、もう一度戻ることについては少し悩みました。
しかし、以前お世話になった方に頼まれたということと、自分の知識や経験が役に立つのなら…という思いから、再び派遣業界に関わることになりました。
当初、事業の立ち上げが軌道に乗るのを見届けたら辞めるつもりでいましたが、会社の人間関係がとても良かったので心が動きました。
そして、若い頃うまくできなかった気持ちの切り替えができるようになって、いつしか大変なトラブルも笑い飛ばせるぐらいになりました。
その後、2014年に派遣事業部を法人化して、独立した会社が今の株式会社ダウインになります。
派遣先と二人三脚「ダウインに頼んでよかった」
――派遣の仕事で一番やりがいを感じられた出来事はなんですか。
濱坂:
数年前に国産自動車メーカーで大きなプロジェクト業務が発生し、その対応のために自動車整備士を120名集めてほしいという依頼を受けたことがありました。
自動車整備士は、当時も今も募集をかけてもなかなか簡単には応募が集まらない職種ですから、人を集めるのは本当に大変なんです。
それでも、プロジェクトの対応には自動車整備士が必要不可欠です。
派遣先企業からは、破格の派遣料金が提示されるほど切実に人材を求められていたので、その要望に応えるために何としても自動車整備士を集めなければなりませんでした。
求人広告に掲載したところ、幸運なことに1ヶ月で100件の応募があって、当時では考えられないぐらい反響を得ることができました。
半年の猶予期間に一応120名の人材は確保できたのですが、この案件の自動車整備は重整備を伴うかなり難しめの業務内容なんです。
そのため、頭数さえ揃えれば誰でも良いとは考えられませんでした。
そこで人材を厳選して70名に絞り込み、メーカーに派遣することにしたんです。
これが功を奏し、結果的にほぼトラブルなくプロジェクトを終了することができました。
当初、派遣先のメーカーからは、70名しかいなくて大丈夫なのかと不安に思われていたのですが、最後に「良い人材ばかりを集めてくれて、ダウインさんに頼んで良かった」と言っていただくことができました。
他の大手派遣会社はオーダー通りに人数を集めたけれど、結果的にはスキル不足でトラブルが多かったそうです。
メーカーと二人三脚になって取り組んだ、かなり大変なプロジェクトだったため、やりがいは大きかったです。
また、信頼を得たことも心の底から嬉しかったですね。
常にスタッフに寄り添い続ける
――仕事を続ける中で嬉しかった出来事はありますか。
濱坂:
40代の派遣スタッフが、ずっと憧れだったメーカーのディーラーに採用されたことです。
彼は、新卒の就活時にそのメーカーの選考で不採用になって以降、ダウインに登録するまで自動車整備士として働いたことがなく、資格は持っていたものの異業種に就いていたんです。
理由は、第一志望であるメーカー以外のディーラーで自動車整備士として働くつもりがなかったからだと言っていました。
そのメーカーの車にずっと乗り続けるほど好きだという、とても真っ直ぐな人でしたね。
弊社は、そのメーカーのディーラーとの付き合いが長いこともあって「こんなスタッフがいるんですけどどうですか?」と先方に話をしてみたところ「一度会ってみたい」と言ってもらえたんです。
その結果、派遣スタッフが長年夢だったメーカーのディーラーに採用されました。
これは、弊社のような自動車業界に特化した派遣会社だからこそ叶えられたことだと思います。
直接雇用で採用されるには、実務経験がゼロであったり、年齢が高いことがハードルになります。
スタッフ自身の力だけではなかなか難しい事例であったと言えるのではないでしょうか。
このスタッフが働きたい会社に採用されたことは、こちらとしてもすごく嬉しくて、大変やりがいを感じたエピソードの一つです。
多様な人材を就業へと導くダウインの魅力
――ダウインの魅力を教えてください。
濱坂:
株式会社ダウインには、自動車業界を中心とした、様々な経歴やスキルを持った人たちが登録しています。
他方で、派遣スタッフの多くに共通していることとして、その人の持っている良さやポテンシャルなどが、そのままでは雇用先に伝わりにくいといった面があります。
例えば、面接での会話が苦手であったり、職歴にブランクがあったりすると、直接雇用の採用は難しくなりますね。
そこで、弊社では派遣スタッフに寄り添いながら、自動車業界で培った持ち前の信頼を活かすことで、着実に就業へと導いていくことに力を入れています。
良い人材であれば、事前に派遣先企業と話をしておくことで、少々のデメリットがあっても受け入れてもらえるように働きかけます。
また、顔合わせの際にも、弊社の営業マンが同席して面談をリードすることで、会話が苦手な派遣スタッフをサポートしています。
自動車整備士の資格を持っていても、ブランクがあるため採用されない人の場合、一度派遣として働くことで「経験者」になることができます。
まず、現場のことを覚えてもらうために、洗車や簡単な整備などからスタートし、徐々にできる業務を増やしていき、最終的に整備士としてスキルを身につけていくことができるのです。
仮にその現場の仕事を辞めてしまっても、ブランクは消えている上に、経験を持っている自動車整備士になることができます。
新たに仕事を探す時、経験者として求人に応募できるので、求職活動がやりやすくなりますからその努力は無駄にはなりません。
また、50代、60代の高年齢の場合、仕事が見つかりにくいイメージをお持ちかもしれません。
しかし、弊社では年齢や体力に応じた業務を紹介することが可能です。
体力的に整備士として働くのが大変でも、洗車業務やアドバイザー業務など、体に負担がかからない業務で、これまで培ってきた経験を活かした仕事に就いていただいています。
人はそれぞれ良いところを持っているので、その魅力を伝えるのに誰かの力を借りるのも、手段の一つだと言えるのではないでしょうか。
直接雇用の基準では採用が難しい人でも、やる気と人柄が良ければ、就業に向けてバックアップします。
うまくいかないと諦める前に、ぜひ一度ご相談いただけると嬉しいですね。
求職者へのメッセージ
――最後に、求職者へのメッセージをお願いします。
濱坂:
株式会社ダウインは、少人数で運営しているため、営業マンと派遣スタッフとの距離が近く、目が行き届きやすいところが魅力であると自負しています。
困ったことや悩みなど、相談しやすい環境づくりを大切にしているため、長く働いてくれているスタッフも多くいて定着率も良いですよ。
派遣社員を経て直接雇用の社員になる選択肢もあります。
また、自動車整備士以外の職種で今後のキャリアアップを考えている方へのコーディネートも対応しています。
自動車業界での就業をお考えの際には、ぜひ一度株式会社ダウインまでご相談ください。